スタジオ六花の吉浦氏の新作が凄そうだ。
吉浦氏の存在を知ったのはペイル・コクーンという作品を見てからだった。ヨドバシカメラでDVDが売っていて、その装丁に惹かれて買ったのがきっかけだった。
こ の 世 界 の あ ら ゆ る 人 間 は 知 っ て い た 。
過 去 を 知 る こ と は 、 こ の 現 実 の 不 幸 を 知 る こ と だ と 。
その閉塞的な世界観や、緻密な背景CGに一気に惹きこまれて、それが自主制作作品だったことに驚いた。一貫したテーマの基、一つ一つのシーンに独特の間があり、短編ながら映画として成り立っていることに感動した。
自主制作作家として有名なクリエイターに新海誠氏がいるが、新海氏の作品は場面場面を叙述的に描いていく、どちらかといえば小説に近いのに対し、吉浦氏の作品は映画に近いと思う。
どちらにしろ、両氏は日本のアニメ業界を背負っていく程の才能の持ち主だ(これ程の才能の持ち主が制作会社に関わっていないのは複雑な気持ちだけど、一人でアニメを作り、それを気軽にアップロードできるようになったのはクリエイターとしてとてもいい世の中になったと思う。
これからの動向に注目だ。
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