サカサマのパテマ
数年ぶりにblog再開。というのも以前から注目してた吉浦監督の新作が動き出したのでちょっと書いてみる気になっただけだったりする。
【ストーリー】
その世界は、どこまでも予想外。
どこまでも、どこまでも坑道が続く地下世界。
狭く暗い空間であっても、人々は防護服を身にまとい、慎ましくも明るく楽しい日々を送っている。
地下集落のお姫様であるパテマは、まだ見ぬ世界の先に想いを馳せて、今日も坑道を探検する。
お気に入りの場所は、集落の「掟」で立ち入りが禁止されている『危険区域』。
これまでに見たこともない広大な空間には、幻想的な光景が広がる。
世話役のジィに怒られながらも、好奇心は抑えられない。
いつものように『危険区域』に向かったパテマは、そこで、予期せぬ出来事に遭遇する。
何が『危険』であるのか、誰も彼女に教えてはくれなかったから。
隠された"秘密"に触れる時、物語は動き出す―
公式より引用 http://patema.jp/#
ナウシカっぽいってコメントがあったけど、こういう文明の滅亡後的なストーリーって
最近あんまし見なくなった気がする。
AKIRAとかエヴァとか8,90年代のアニメってわりと荒廃した世界が舞台になってるアニメが多くて、
自分、そういうの好きですね・・・。
ジブリなんかもテーマがわりと重かった気がする。
(バブル後の90年代なんかは社会的にも閉塞感が漂っていてそれが作品に反映していたのかも)
村上春樹の「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」とか、灰羽連盟、BLAME!
あとドラクォとか閉ざされた世界的なプロットの作品って
他にも結構あると思うけど、どれも設定が緻密だったりする。
(プロットとしては練りやすいのかもしれない)
「閉塞感」って視聴者を感情移入させる重要なパーツなんだろうか。
BGMはあの大島ミチルさんです。
あと、廃墟にノスタルジーを感じる廃墟フェチにはたまらないですね・・・
CGを見るだけでも価値があるかと。
とりあえず吉浦監督の今後に期待してます。
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