そもそもアニメ化という企画自体間違っているんじゃないか

Schooldaysといいひぐらしの鳴く頃に解といい、最近アニメの放送自粛が立て続けにおきた。どっちも実際にあった事件と関連を疑っての放送自粛らしいけど・・・、そもそも本当に影響があったかは全く立証されていないわけだ。それなのにマスコミのほとんどこじつけともいえる報道はなんというかあきれるのを通り越して気持ち悪いよ、ホント。ゲームとかアニメを叩く理由が自分にはわからない、マスコミにとって何のメリットがあるんだろうか、GTAゲーム脳報道の頃にも思ったんだけど。

痛いニュース(ノ∀`) : 「ひぐらしのなく頃に解」 放送中止のお知らせ - ライブドアブログ

けど、この2作品には猟奇的なシーンが含まれていて、その猟奇的な部分が作品の大きな要素にもなっているのも事実。

http://ja.wikipedia.org/wiki/School_Days_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0)
ひぐらしのなく頃に - Wikipedia

だから原作ファンはアニメ化の報道を聞いたとき誰もが思ったことだろう

「おいおい、大丈夫か」と。

School daysはPC用アダルトゲームで、ひぐらしは同人ゲーム。まぁ、どっちもアングラな世界だから許容範囲内だったわけで。地上波というメインストリームじゃまず放送できる内容じゃないし、アニメ化を企画した連中もそのリスクはわかっていただろうけど、やっぱり話題性を優先したんだろう。仮に猟奇的な部分をカットすればできるだろうけど、それじゃ原作の魅力はスポイルされてしまう。

で、以前読んだこんな記事を思い出した

ゲーム「Dの食卓」などで知られる飯野さんによると、日本ポップカルチャーの強みは「ごちゃまぜなこと」。各国の音楽をごちゃまぜにしたJ-popや、人種や階級、宗教などにとらわれずに多彩な人や生き物が出てくるアニメ、暴力もエロも純愛もいっしょくたにしたゲームなどが、海外の人々には魅力的に映ると見る。

ごちゃまぜのルーツの一つは、日本のアニメや漫画製作の規制が外国より少ないこと。「海外のクリエイターは皆、規制の少ない日本で自由に作品を作ってみたいと言う」(竹内さん)

小学館で「ポケットモンスター」などのプロデュースを手がけた久保雅一さんによると、日本でゴールデンタイムに放映されているアニメ「犬夜叉」は、暴力シーンがあるためアメリカでは深夜にしか放映できない。鳥居が出てくるため、韓国では放映自体が不可能だという。

[岡田有花ITmedia]

“ごちゃまぜ”だから面白い――日本のアニメが海外で売れる理由 (2/2) - ITmedia NEWS

……アメリカでは犬夜叉でさえゴールデンじゃ放送できないわけだ、じゃあむしろ日本のほうが異常なのかもしれない。ただ、なにが恐いかっていうとこの地上波での規制という波が、ゲームやはたまた同人活動にまで広がるんじゃないか、ということ。(今のアニメ業界、というかオタク産業にとっては地上波の規制は充分致命的ともいえるけども)
創作活動においての「自由」があったからこそ、良くも悪くも日本のサブカルチャーはここまで独自の成長をしたと思うし、クリエイターが育たなくなるのはやっぱりまずい。(暴力や性的なものでしか表現できないのもどうかと思うけど)
 一時期マスコミがアキバを持ち上げたときから嫌な予感はしていた。そもそも、日本のアニメや漫画って世間から叩かれる要素満載だからなぁ。そのうち世界中からバッシングされる日も来るのかもしれない。ただの一オタクとして見守るしかありませんが。