ある意味鮮血の結末よりショッキングな結末だった

この機会にスクールデイズのアニメ版をもっかい見てみた。(ゲームしかやったことなかったから)
・・・普通におもしろいね、アニメ版。なにがおもしろいかって、主人公がリアルで最低なところが。「誠氏ね」が合言葉になるくらいだからよっぽどだと思うけど、こんな救いようが無い主人公は初めて見たw。無条件でモテルってところはギャルゲーの定石まんまだけど、パラレルワールド的にストーリーが進んでいかないのがヒットの要因だと思う。

普通ギャルゲー(ノベル形式ADV)は、主人公が複数の選択肢を選んでいくため、大抵マルチエンディングということで複数のエンディングが用意されている。で、モテモテの主人公の周りには複数のヒロインがいて、好きな子を選ぶ選ぶわけだけども、ゲームを攻略するには大抵一人のヒロインに焦点を合わせなければならない。そして、選ばれなかったヒロインにスポットライトが当たることは無い。最初からいなかったような扱いをされてしまうわけだ。

ただ、このスクールデイズはその定石を崩している。主人公は出てくるヒロインほとんどに手を出す。でもこのゲームはよくあるハーレムエンドのようなものにはならず、あくまでリアルな血みどろの関係を描いた。作画に似合わないようなリアルな表現で。

そのギャップがウケタんだろうな。鬱ゲーという新たなジャンルも築いたわけだしw
ちなみに放送自粛するくらいだから、アニメ版の最終話もハッピーエンドではなかったってことか。